ひつじのぬくぬく日和

40代パート主婦、夫と高3娘と黒猫♀の三人と一匹家族。

一抹の不安

朝礼で、新たな方針が発表されまして

詳しい内容は社外秘になるから言えないけど、メリットよりデメリットの方が気になる(ー ー;)

一体、何があってそんな方針を打ち立てたんだろう

建前でなく、本音の部分が知りたい

それとも…知らぬが仏?

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本日の自分弁当

最近、仕事終わってから夕方までの時間があっという間に感じる(^^;

ソファーでドラマ見てたら寝落ちして、気付いたら6時になってて

((((;゚Д゚)))))))

まさか、朝の6時じゃないよね⁈

って、なる(^^;

冷静に考えれば、仕事から帰って来た夫に起こされるだろうからそれはないか…とは思うが、何でかたまに、ハッとする

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書店猫ハムレットの跳躍

ブルックリンの書店と黒猫のハムレットを大叔母から相続したダーラはある日、近所の工事現場で常連客カートの死体を発見してしまう

その脇には、最近夜中に徘徊しているハムレットの足跡らしきものが

最近、廃材として売れそうな金属が狙った泥棒も発生しており物騒だから自警団を作る話も出る中、カートの恋人テラが失踪する

カートはポルノショップのビルと揉めていた為因縁による犯行なのか

また、カートはテラの母親のヒルダとも付き合っていたので痴情のもつれによる犯行なのか

名探偵ハムレットが本を落として事件のヒントを与えてくれる、コージーミステリー

ダーラも周りの人達も優しく温かいので、ストレス社会で荒んだ心がほっこり癒される(^^)

シリーズ4作でてるので、ぜひ読みたい

犯人はバリー、殺されたカートの友人で仕事のパートナーでダーラがデートして付き合うかどうかで盛り上がってた相手

市の建物検査官のトビーがレストランや店に市の信任状をチラつかせ、配管や配線設備なんかに問題があると主張して、問題を改善しないと営業停止させると脅し、市の承認の業者としてバリーを送り込み、2人は修理したフリして金を巻き上げていた

カートに見つかり自分も仲間に入れろと言われバールで撲殺、ダーラをデートに誘い2人で発見すれば金属泥棒や他の誰かに罪をなすりつけられると思い付く

その現場をカートの恋人テラに見られ、追いかけてバールで殴る

同じ建物で2つの死体を発見となるとやり過ぎだと思い、警察が現場を開放するまでの一日かそこらはゴミ容器の中にテラを隠し、どこかに捨てるつもりだった

しかし、テラは死んでおらずバリーに見つかる前に逃げ出し、友人先で身を隠す

テラがいなくなり気が動転したバリーは、殺害現場にひょっこり現れたトビーをテラと間違えて殺す

建物内は暗いし、コートも着ていた彼のブロンドのポニーテールが自分を恐喝しに戻って来たテラだと思わせた

ちなみに金属泥棒もバリーが捕まってからパッタリやんだのでバリーの仕業とみている

バリーはコネティカットでも同じ様な事をしていた

ハムレットが落とした英語とドイツ語の辞書、"鉄仮面"に"モルグ街の殺人"から同名の曲を歌っているアイアン・メイデン(友人のジェイクが好きなバンド)につながり、鉄はドイツ語でアイゼン、バリーの苗字が…となる

モルグ街の殺人の犯人がオラウータンだからオラウータン顔のビルが疑われるミスリードもある(^^)

ビルとカートが揉めてたのは、カートがビルの店のビデオブースで隠し撮りした映像で荒稼ぎしてたのがバレ、分前寄越せとビルに言われたから

今回の事件はクズ同士が揉めて片方が死に片方が捕まり、巻き添えにもう1人クズが死んだという(^^;

クズによるクズの為の犯罪?

巻き込まれたダーラやテラ、誤認逮捕されたヒルダは本当いい迷惑(-_-;)

気難しく人を選ぶハムレットがバリーが店に現れた時は姿をみせなかった事から次に誰かとデートする時は必ずハムレット意見を聞こうと思うダーラ

次回は刑事のリースとどうなるのかも楽しみだな

 

 

 

 

やっと出た

お通じではありません(^^;

3月に申請した傷病手当がやっと出ました

退院してすぐ申請しても、3月の給料明細が出ないと会社側が書類を申請出来ないので二か月以上かかってしまいました

これで一安心です(*´ω`*)

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本日の自分弁当(*´∀`*)

医療費が限度額を超えたので、その分の書類も郵送で来ました

金額を記入する欄があったけど、領収書のどの金額を書いたらいいかわからず、夫が電話で聞いたら郵送された別紙の太枠の金額だそうな

それならそう書いといて欲しかった(^^;

夫が入院してる間、給料出ないと聞いて

((((;゚Д゚)))))))

正社員なのに…鬼畜‼︎

これがBR企業のやり方か⁈

と、思ったら健康保険組合から傷病手当が出るからとの事だった

会社が損をしない様になってんだな(-_-;)

でも、WH企業は給料も出てお見舞い金も出てそう

ちなみに、給料出ない間の厚生年金や社会保険料、税金は次の月の給料から天引きされました

なんか、死者に鞭打つ様な仕打ち(-_-;)

そんなわけで、心待ちにしておりました

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死屍荘の殺人

神紅大学ミステリー愛好会の葉村と明智は同じ大学の探偵少女、剣崎の依頼で曰く付きの映画研究部の夏の合宿に加わる

そこで予想外のクローズドサークルが起き、しかも連続殺人事件まで発生する

↓ 

映画会社のボンボンで大学のOBの為にサークルの女子を連れてくるのが部長の役目で去年その犠牲になって自殺者が出たという曰く付き合宿はミステリーではベタなネタだが、盛り上がってるロックフェスの最中にゾンビになる細菌を無差別に打ち込んだ事件のせいで別荘がゾンビに囲まれてクローズドサークルになるという斬新な話

ホラーとミステリーの融合?

ホラーではイキってたりして嫌な奴が真っ先にやられるお約束があるけど、今回の出目が正にソレで初っ端ゾンビに喰われる

そしてホームズ役の明智は美冬を助けてゾンビに喰われ

((((;゚Д゚)))))))

序盤で主役級探偵が消えるというビックリぽん

犯人は静原美冬、仲の良かった先輩が立浪に弄ばれて自殺したからその復讐

脅迫状を出しても、ボンボンに取り入る為合宿やめなかった進藤も殺すつもりだったが、ゾンビに噛まれてた恋人の星川を皆に内緒でかくまっていた為ゾンビ化した星川に喰われる進藤

それを見て、神の啓示だと思う美冬

七宮は自分と同じ銘柄のコンタクト用目薬を使っている事から、七宮の部屋から剣崎を釣り梯子で助ける時、七宮の目薬とゾンビの血を入れた自分の目薬をすり替えて殺す

立浪を殺す時、エレベーターのトリックに誇示したのは自らの手で立浪を殴り、エレベーターで一階に下し、ゾンビに喰わせて二度殺す事で先輩とお腹の子の仇を取りたかったからだ

美冬は立浪を殺した後、部屋に戻るところ、2階の非常扉を破ったゾンビが南エリアの扉を叩いているのに気付き、空き部屋の206号室から睡眠薬で眠らせた剣崎と高木を内線電話でお越し出ていくところを、大事な腕時計を取り返しに出目の部屋を漁っていた葉村とドア越しで顔を合わせる

つまり主人公は犯人謎解きの前に知っていた事になる(^^;

最後にゾンビ化した明智が葉村を襲いかかるが、剣崎が

あげない、彼は私のワトソンだ

と言って、槍で脳天一撃で明智を葬る

美冬はゾンビに噛まれ、自らを槍で刺す

斬新で面白かったけど、個人的にはミステリーと言うよりはホラーだよなって印象

ゾンビのせいでどうしても、本格推理って感じないのかしら?

トリックちゃんとしてるのに、不思議(^^;

あと、大好きな先輩は乱暴されたわけでなく、悪い男を好きなり妊娠しただけで自殺しちゃうというのがなんか説得力が弱い気もするし、それで人殺すかって言うと動機が薄い気がする

自殺に至った心情が、全く書かれてないからな

 

 

 

 

継続する事に意義がある?

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今日の自分弁当、卵焼きとウィンナー焼いただけで昨日の夕飯の残り詰めたり、お弁当に作って冷凍してたやつをチンしただけ(^^)

最近、YouTubeで10分で作るお弁当動画を見てる

後片付けの事を考えてか、まな板や包丁を使わず器用に作ってるのも凄いと思うけど、冷凍食品に頼ってないのが凄い

だって、なかなか続かないもんですよ普通(^^;

あと、個人的に卵焼きとウィンナー、唐揚げとハンバーグ、毎日でも飽きない性格です

自分弁当のクオリティが上がらない要因の一つはこれだな、きっと(ー ー;)

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木曜殺人クラブ

引退者用の高級施設、クーパーズ・チェイスでは新たな開発を進めようとする経営者陣に住人達が反発していた

施設の共同経営者のトニーが何者かに殺され、現場にはトニーと元麻薬密売人と元ボクサーで有名人の男と写った写真が置いてあった

トニーと口論をしていたイアンが開発地を引き継ぎ、尼さん専用墓地を掘り起こそうとして住民達と揉めてる最中イアンも殺され、作業員のボグダンが棺桶から2体の骨のうち、一つは足の脛に銃槍の傷がある男性の骨だった

施設入居者で元警官ペニーが持ち込んだ捜査ファイルを元に、未解決事件の調査を趣味とする老人グループ、その名も"木曜殺人クラブ"で真相究明に乗り出す

↓ 

トニーとジャンニ殺しの犯人はトニーに雇われたボグダン

トニーがドラッグ絡みで若者を撃つのを友人が見た為、手下のジャンニに殺された復讐

ジャンニを儲け話でつって、ボートにのせ射殺し上がって来ない様重石をつけて海に捨て、ジャンニの家に行きパスポートと貴重品を詰め、トニーがドラッグで儲けた金も頂き、金は殺され友人家族とジム経営者で友人のスティーブにあげ、ジャンニのパスポートでスティーブはキプロスに行き、自分のパスポートで帰国しジャンニはトニーの金をくすねて高飛びしたと見せかける

トニーに気に入られたボグダンは、トニーの家のやセキュリティ装置も担当し、わざと間違えて取り付け入念な計画と機会をまち合鍵も作り実行する

偽の手がかりを残し、ジャンニは密告して自分を売ったトニーを殺してまた逃げた事になっている

イアンはペニーの夫に殺される

ペニーは脳卒中が進み、警官時代の秘密を守れなくなり、恋人を殺しの罪を逃れた元負傷兵を殺してしまった事を夫に話してしまう

尼さん墓地から出てきた骨は負傷兵のもので、その秘密を守る為の犯行だった

ペニーの夫は、イアンを殺した手口で妻にも薬物を投与し、イアン殺しを自供した遺書を残し、妻の秘密を守って自殺する

この話、結局犯人捕まらない(^^;

海外作品には意外にあるのよね、犯人が逃げおおせる話

 

 

 

 

 

 

ショートパートで働く主婦の午後

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早速、ミッフィーのお弁当箱を使う(^^)

今日は仕事帰りにどこか寄って、ぼんやり景色眺めながら車でお弁当食べようかなっと

一度家に帰ると出かけたくなくなるから、いつも仕事帰りに買い物を済ませちゃいます

そしたら家に着くのが14時になり、お腹空きすぎて爆食いしてしまうという問題が(ー ー;)

13時過ぎくらいでお昼をとり、爆食いをなくすためにもお弁当を習慣化させたいとこなんですが、果たして上手く行くことやら…

そんな事思いながら、お弁当食べました(^^)

天気も良くて、いい気分〜♪

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今日の読書、松本清張の有名どころを読んでみる

映画やドラマで見た気はするけど、読んだ事はなかったな…と

砂の器電子書籍で、下着泥に失敗して転落死した風に見せかける話しは読んだ事ある(^^;

 

ゼロの焦点

 

光り輝いているのにその明るさは無いに等しい

虚栄、虚飾という意味と知ってなるほどと思った

鵜原と見合いで結婚してすぐ夫が行方不明になった禎子

夫の兄夫婦や職場、得意先など心当たりをあたっていくうちに夫には他に女がいた事と、元警察官でパンパンを取り締まっていた事を知る

夫の行方不明を心配しなかった義兄も、さすがに不安になり動き出した矢先殺害される

禎子に不審な視線を送っていた得意先の事務員女性が失踪する

禎子と夫の行方を追っていた夫の同僚がその事務員を調べると彼女の夫は自殺した日が禎子の夫が行方不明になった日と一致する

事務員女性を調べてた矢先に夫の同僚が殺される

犯人は鵜原の得意先で地元の名士の妻

敗戦で否応なく進駐軍に売春しなければならなかった日本女性の1人で、苦労の末、地元の名士夫人となり指示されている時、その過去を知る鵜原が夫の知り合いとして現れた

過去に少しでも汚点があると偏見に晒され、一方的に職を失ったり離婚されてしまう時代なのでその事を公表する気が鵜原になくても、不安に駆られた夫人は鵜原を自殺に見せかけて殺す

鵜原は出張先で警察官時代にパンパンだった事務員女性と再会し内縁関係になっていた

本気ではなかったのと本名を知らない内縁の妻には偽名を使っていたが、禎子と結婚する事になり別れたかったが縋られて困っていた

夫人は、それを利用して自殺に見せかける

義兄が弟の失踪を軽く見ていたのは、弟の二重生活を知っていたからで、鵜原と自殺した事務員女性の夫が同一人物と知られては困る夫人に殺される

夫人は鵜原の内縁の妻を、夫に先立たれ困ってるから雇ってくれと夫に頼む事でパンパン時代の元同僚だった女に恩を売り、手元に置く事で管理していた

そして、鵜原と自殺した事務員女性の夫が同一人物と勘付いた鵜原の同僚が、事務員女性に会いに行く

事務員女性は夫人に渡された酒を、指示通り鵜原の同僚に飲ませたら同僚が死んでしまい、夫人に助けを求めに行って夫人に殺される

読んでて、内縁の妻がいる奴と知ってて見合いを止めない兄も、本気じゃないのに内縁関係になり本命現れたら乗り換える弟にも胸糞悪いから殺されても自業自得って思った

相手がどんな人かわからないまま見合いする時代だったとはいえ、そんな奴見合いに薦めんなって話だからね

こういう都合の悪い事を隠して自分のいい様に持っていこうとする輩が私は大嫌いだ!

内縁の妻は可哀想かな、夫が実は偽名使ってた事とその理由を知ったら…ね

鵜原の同僚は気の毒としか言い様がない

鵜原がクソ野郎と禎子に教える事が出来ても、禎子は同僚になびくことはないからな…

夫人の過去を知っても名士の夫は妻を庇おうとしたあたり、鵜原を殺す前に夫には打ち明けてればよかったかもね

しかし、人殺しする程知られて困る過去があるのに何で脚光を浴びる様な派手な事したんだろねこの人

目立たず、地味〜に活躍する事も出来たろうに

 

点と線

 

点と点が繋がり線になる事でトリックが明かされる話と昔母が言っていたが、作中に点と点があれば思わず線を引いて繋げてしまう"先入観"を利用したトリックとあったからこっちが本当の意味に思った

福岡で男女の心中死体が発見される

男は汚職事件の重要参考人として警察が目を付けていた佐山で、女は料亭仲居のお時

2人で乗った"あさかぜ"にお一人様の食堂車の領収書が出て来た事から、女が途中下車したと推理すると心中に疑問を持つ

しかし、身元確認に来たお時の同僚たちが、料亭の常連客の商社社長の安田を送った時、駅のホームで2人の仲睦まじい姿を見たと証言する

しかも、電車がひっきりなしに発着する東京駅のホームの空白の4分間に

その安田は汚職事件の政治家らと親しい仲と判明する事でその4分間に作為を感じる

しかし安田は事件当時北海道にいた

 

犯人は商社社長の安田である事は読者にもわかっていて、アリバイ崩しを楽しむ作品

安田は鎌倉で療養中の妻に会いに帰るため駅まで送る様、お時の同僚に頼み、その時ホームから2人を見たと証言

裏を取りに安田の妻を訪ねた時、安田の妻が出張の多い夫が持ってる時刻表を見て、旅する夢想にふける詩を書いていた事を知る

犯人は電車と飛行機の時刻表を巧みに利用しているがこの妻も一枚噛んでいるとみる

佐山が逮捕され口を割れば、自分の身が危ないと感じた政治家に代わって安田が佐山を殺す事で政治家に貸を作れる

佐山の自殺より心中の方が事件性を疑われないしお時はその道具に丁度よかった

お時は、病気で夫婦の営みが出来ない妻の代わりの公認の愛人だった

妻の方も公認とは言え憎らしい存在だから殺すこてにためらいはない

接点の無い2人を心中に見立てるために仲居たちを目撃者にした空白の4分間トリック

お時には自分の大事な客だから代わり相手してくれと頼めば側からみると仲睦まじい2人に仕上がる

佐山には逃してやるからと福岡に行き安田の妻を代理にやるから合流するゆう指示する

お時は佐山と電車に乗り熱海で途中下車し偽名で宿泊し安田の妻と密会

安田の妻は湯河原に療養に行くと周りに言って熱海に行きお時と合流し2人は福岡へ

安田の妻は夫の代理で佐山と合流し香椎海岸で佐山を毒殺する

飛行機で福岡に来た安田とお時が合流し、お時を毒殺して2人の死体を心中に見せかける

暗くて周りがよく見えない海岸で別々に毒殺された男女を寄り添わせれば心中と思い込む先入観をついた犯行だった

北海道のアリバイは連絡船に乗った政治家て部下が安田の名簿表で部下が乗車しあたかも安田が乗船した様にみせたからだ

飛行機は政治家の出入りの業者が名義貸ししてたから

今でこそ飛行機は当たり前だが、当時はそうでなかったから斬新だったんだろな

時刻表トリックが凄いと言うより、時代が変わっても変わる事のない人間の心理を突いているところが名作なのかなと思った

 

三つの秘文字

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夫の故郷シュトランドに越して来た産科医トーラは、亡くなった愛馬の墓を掘っていたら女性の死体を掘り当ててしまう。心臓がえぐられ背中に三つのルーン文字が刻まれた遺体は出産後間もなかった。やがて身元が判明し、遺体から推定される死亡年月の前年に死んだ事になっていた。閉鎖的な島に馴染めず苦悩する女医が巻き込まれる英国ミステリー。

法医学的に古代人の遺体じゃないのに、そう圧力かけてくる警官とトーラの上司の医長

何かあるとしか思えない(^^)

読者にはこの時点で島の因習を連想させます

言い伝えには誇張された中に一部真実がある

トーラは夫を許したけど、私なら許さないな

一度島を離れた時点で実家に帰る(^^)

それだと事件解決しないからダメか?

島に戻って事件解決してもこの夫とは元鞘には戻れないなと思った

ネタバレ

クナール・トローは人間の姿をしているが力が強く催眠術など不思議な力が使える男の種族で人間の女をさらって身代わりを置いていく。

生まれてくる子は皆んな強い男の子で母親は出産後9日目に死ぬ事になっている。

夫も上司の医長もこの伝承によって生まれた子だった。母親の心臓の血を混ぜた初乳を飲ませて母親は土に返し、妻に子供を産ませず養子としてトローの子供を育てさせる。16の誕生日に真実があかされトローの一員となる。

遺体のルーン文字はその過程を表している。

その養子を産ませ育てたりする産院が別の島にあり、トローの秘密の隠れ蓑になっていた。また、その産院を維持する為、中絶手術によって摘出した未熟児を生かして養子として金持ちに売っていた。トーラの庭から出た遺体はトローの秘密を知ってしまい、トローの夫により殺された。妊娠していたため産ませてから殺し身代わりを用意し、病死にみたて火葬した。産まれた子は再婚した後養子に迎える。

支配特権の人間が自分達は特別と思い込んで伝承通りにするため代々行ってきた犯罪だった。

夫の父は秘密の産院の医長だったし、直接手は下してなくてもトーラの夫は金を受け取ってるから仲間同然。イジメを見て見ぬふりすれば加害者と一緒で私にはそこがトーラの様に愛してるからと許せない所の一つ。あと、トーラは子供産めるのにトローの掟に則り養子貰うため産ませないよう細工されてた。それだと確実に女性が1人犠牲になるわけだし騙した挙句犯罪の片棒を担がせるわけだから許せない。トーラを失いたくないからとトローの秘密を隠して交際して結婚したのも許せない。愛してるからこそ巻き込むなと思うしこっちには真実を知った上で選ぶ権利あるし許せない。トローの一員にならないとトーラを殺すと脅されたから仕方なくとか言ってだけど、そうゆう輩とはなから分かってたから島を出たんだから一生独身で生きてけばよかったのよね。都合の悪いこと事を隠して自分の思い通りにするのは愛ではない、支配だ。しかも、催眠術で人操れるなら自分が相手を本心から好きになったのか操られたのかわからないから余計隠し事なんかされたら信用できないと、その辺だけ読んでて激しく憤りを感じた。

というか、生理的に無理!と思った(^^;

ミステリーとしては面白かった。海外も村や島ってこんなイメージあるんだなって思った。

この夫を許すか否かは意見分かれそう。

久々の読書

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会社の人からのお土産

旅行かと思ったら、娘さんが広島で暮らすのに荷物運んだりと大変だったそうな

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65周年記念のミッフィーちゃんのお皿

あの時やっぱり買えばよかったと思って通販で購入

迷った時、買う買わないの選択って難しいなって思った

久々に図書館行って本を借りて来ました

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英国ドラマ"刑事フォイル"の脚本家が書いたミステリー小説

元刑事ホーソーンと作者本人がワトスン役の謎解きミステリー

"カササギ殺人事件"も面白かったけど、これも面白かった

フォイルの脚本家だけあって伏線が緻密

ドラマを見た人は本の中のドラマ撮影シーンがドラマのどの辺りかわかって楽しい(^^)

実在の人物や物事も散りばめてあるからフィクションと分かっていてもノンフィクションと勘違いしそう

それもまた、このシリーズの魅力かな(^^)

 

"メインテーマは殺人"

自分の葬式を手配した資産家の老婦人が数日後絞殺される。彼女は自分が殺される事を知っていたのか?

事件の謎解きだけでなく、自分の事を一切明かそうとしないホーソーンの謎がシリーズを通して明かされてゆくのも魅力

ネタバレ

犯人は葬儀屋の経営者。葬儀の依頼に来た資産家の老婦人は、演劇学校時代自分を陥れて役を奪ってハリウッドスターになった同期の母親だった。

その事を覚えてない老婦人は息子の自慢話しでもしたのか、葬儀屋は自分を陥れた同期に殺意の火を燃やす

忙しくてなかなか捕まらない彼を呼び出すには母親を殺して葬儀に参加させればいいと考える

 

"その裁きは死"

有名な離婚弁護士が殺された。壁には182という数字がペンキで殴り書きされている

その日の夜、共同経営者と電話で話し中に弁護士を訪ねて来た者がいた。"一体どうして?もう遅いのに"と謎の言葉を残して…

事件の関係者をあたっていくうち、にホーソーンをビリーと呼ぶ男に遭遇する。人違いだと相手を拒絶するホーソーンの過去に何があったのか?

ネタバレ

犯人は、離婚弁護士の同級生の息子。大人になっても仲良し3人組で連んで洞窟に探検に行き1人が事故死した。その家族の面倒を見ていた弁護士だったが、実は事故死ではなく彼らが見捨てたから死んだのだ。見捨てたもう1人の同級生が難病にかかり弁護士に金銭的助けを求めるが拒否され憤りから死んだ同級生の妻に全てをぶちまける。それを息子が聞いてしまい今までの親切は罪悪感からだと知り、殺意をに火がつき殺してしまう。182はネットスラングで"大嫌いだ"という意味だった。

 

カササギ殺人事件/アンソニー・ホロヴィッツ

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私の大好きな英国ドラマ「刑事フォイル」の脚本家が書いた本でクリスティーのオマージュ作らしい。

 

どうりで面白いと思った(。・ω・。)

 

「フォイル」は集中して見ないと理解が追いつかないくらい重厚。気になって何回も早戻しして"あ…やっと繋がった。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。."となり回を重ねる事にジワジワ来て最後にはすっかり虜になる秀逸な作品。単に私のオツムの問題かも(^^;)

 

この本について語ろうとすると全てがネタバレになりそうだな(^^)

 

上巻は作中作になっており、知らずに読んだから冒頭での編集者スーザンの語りは翻訳本によくある前書きだと思っていた(^^;)

なので"犯人はこいつだ!"で上巻が終わって

((((;゚Д゚)))))))

下巻を慌てて読んだら、スーザンが原稿の結末は⁈どうなってるの⁈と騒ぎ出すところから始まるという

((((;゚Д゚)))))))

スーザンの担当作家アラン・コンウェイが転落死して「カササギ殺人事件」の原稿の結末部分も行方不明になる。

読書は作中作の解決編をお預け食らったまま、作家アランの転落事件と原稿の結末部分の在り処の謎にぶち当たるという((((;゚Д゚)))))))

 

表紙はアンソニーホロヴィッツ著なのにページめくったらアラン・コンウェイ

Σ(-᷅_-᷄๑)

なんじゃコリャとは思ったものの…成る程。

フーダニット・イン・フーダニット…入れ子式だとヒントをくれてたのか(^^;)

二つの話がどう関係するかも読みどころ。

実はもっと細かい謎が散りばめられてるけど割愛します(^^;)

 

上巻の内容

 

パイ屋敷の家政婦メアリが掃除中階段から転落死。掃除機をかけている途中、コードに足を取られ事故死したと見られた。

彼女の葬儀に参加した者は彼女の死に安堵する者ばかり。彼女は「家政婦は見た」の石崎秋子よろしく村人をよ〜く見てたから(^^;)

メアリの息子ロバートが母親と口論し「死んでくれたら」と言ったことから息子が疑われ、息子の恋人ジョイが名探偵アティカス・ピュントに容疑を晴らして欲しいと依頼する。

ピュントは余命わずかで依頼を断るも、村でパイ屋敷の主人サー・マグナスが無残に殺されたと知り捜査に乗り出す。

家政婦の死体を発見した時、鍵が掛かってたから裏口を破って入った女医と庭師。庭師が修理し忘れて空き巣に入られる。

その時は金庫を開けられなかったので、骨董品を盗み後日改めて金庫を狙いに来た強盗にサー・マグナスが殺された。仕事を終えた庭師が屋敷を訪ねて来た他所者を目撃している。

サー・マグナスの書斎の机の上には空の封筒と隣に並べられた手紙があった。封筒は"サー・マグナス"と宛名が手書きされ、手紙ははタイプ打ちの都市開発反対の脅迫文があった。

メアリの住む屋敷内の使用人小屋から日記を見つかる。村人の観察日記だった。

鍵のかかった部屋から犬の首輪を発見する。ロバートの弟の飼っていた犬だかサー・マグナスは嫌っており、ある日惨たらし死に方をしたとか。

サー・マグナス夫人は愛人がいて夫が死ねば遺産を手に出来る。

マグナスの双子の妹は数分の違いで兄が家督を継ぎ、自分は屋敷を追い出され自活を余儀なくされ、裕福に暮らしいる兄を憎んでいた。

家政婦の元夫マシューは妻がサー・マグナスの言いなりなのが気に入らなかった。

ロバートが子供の頃、弟は宝探しゲーム中、屋敷の池で溺死。それ以来、母のロバートへの束縛が酷く二人は不仲。

ジョイはメアリからロバートとの結婚を反対されていた。

庭師は素行が悪く、メアリに目を付けられサー・マグナスに告げ口されてた。

牧師夫婦は都市開発で村の美しい森がなくなるのに反対していた。二人はヌーディストで森は格好の場所だった。その秘密をメアリに知られたかもしれない。

夫の才能を愛する女医は夫が描いた夫人の肖像画を燃やされ憤りを感じていた。

骨董屋夫婦は盗品を売りさばいているのを家政婦に知られる。

メアリの葬儀の時、マシューの姿を見かける。葬儀の日、庭師は盗まれた骨董品を拾って骨董屋に売っぱらった事から強盗の足取りがわかる。

屋敷の池から盗品が発見される。

マシューとメアリはたまに連絡を取り合っていた。メアリが死んだ日もマシューはメアリに電話していた。窓からカササギがとまっているのを見て、古い数え歌を思い出し不吉に思い使用人小屋に電話したが出なかったので屋敷にもかけたが出なかった。メアリはその時既に死んでたのではと。

その後、あんな尽くしていたメアリの葬儀にサー・マグナスが来なかったのに腹を立てたマシューは文句を言いに屋敷を訪ねるも門前払いされる。

一旦帰るも何か腹が立ち、途中で引き返し呼び鈴を押すがなしのつぶて。郵便受けの蓋を開け罵ってやろうとしたらサー・マグナスが死んでいるのを目撃。

 

ピュントが"犯人はマシューだ!"

 

ここで上巻終了、下巻へ。

 

アランの遺書が見つかり、余命わずかである事をはかなんで自殺したとみられた。スーザンは葬儀に参加して関係者に話を聞いたり原稿探したりするうちに他殺を疑いだす。

アランは我が儘勝手で、原稿に関係者を匂わせた人物を登場させるなど質が悪く、人に怨みを買う人物だった。

元妻と別れた後、実はゲイとカミングアウトしたから息子は学校でいじめられ、元妻にとっては浮気相手が男なんて酷い話だ。

スーザンや彼女の上司、TVのプロデューサーには無理難題言って嫌われてる。

元同級生には酷いいじめをし恨まれてる。

姉とは仲良かったが、お金で揉めて関係を悪くする。

スーザンの彼氏はアランの元妻と恋仲だったがアランと結婚したからかアランを敵視している。

アランの恋人(男)は、相続人から外されるも書類にサインする前にアランが死んだから遺産丸々相続する。

 

何やら、怪しい奴だらけ。

 

スーザンの元に隣人と揉み合っている写真が送られて来たり、アランの「羅紗の幕が上がる時」は俺の作品だ!と言う男が現れたりする。

また、アランはお金の為に名探偵アティカス・ピュントを書いてきたが本当は純文学寄りの作品が書きたかった。でも書かせて貰えないからアティカス・ピュントを終わらせたいと思っていた。(コナン・ドイルみたい)

スーザンの上司と作品のタイトルで揉めてたらしい。(クリスティーの孫が証言)

スーザンは上司から、自分は引退するから後を引き継いで欲しいと言われる。同時に彼氏から故郷のギリシャでホテルをやるから一緒に来て欲しいと言われる。アランの元妻との過去を知り、まさか犯人かもと疑心暗鬼の中、一方的なのが癇に障り喧嘩になる。

更に、上司が秘書を首にしといてスーザンに隠していた事から色々思い出し犯人がわかる。

 

原稿は上司の引き出しの中にあった。

 

犯人はスーザンの上司。

 

アランが自殺したと見せかけるのに、自分は原稿を読んでない事にしないといけない。原稿を受け取ったのを知る秘書を首にしてスーザンと合わせないようにした。

ピュントが助手に宛てた原稿内の遺書と本のタイトルで揉めてた時アランの詫びの手紙を利用し遺書にしたてる。

アランは始めからアティカス・ピュントを生み出した時から計画していた。自分の作品のタイトルに縦読みを仕込みメッセージを浮かび上がらせた。

 

アナグラム解けるか

 

名探偵の名前に、むき出しの敵意を込めて卑猥な女性嫌悪の言葉を仕込み、それをラジオ番組のインタビューでブチまけようとしていたから殺された。

世界の憎しみを一身に集め、アティカス・ピュントに1ペニーの価値もなくなり本が売れなくなるからだ。

どうせ余命わずかなら…周りの人間は皆、大なり小なり酷い仕打ちを受けている。自分の本を愛してくれていた人達に、アランは恐ろしく汚いしっぺ返しをしようとした。これは善行だ。

これから会社の最高責任者になるなら会社の事や仲間が職を失う事考えてくれ。君の為を思っての言葉だ。

君の為…に何か不快を感じるスーザン。

 

悪人が名探偵によく言うセリフじゃね?

 

事実は変えられないし、見逃す事も出来ないし、自分を許せなくなる…と拒否。

分かったふりした上司、スーザンを後ろからトロフィーで殴り周りに火を放ち逃走。危うしと言うところで、仲直りに来た彼氏が現れる。スーザンは彼氏に原稿を持って来させ、彼氏に無事救出される。

 

解決部分

 

マシューの電話に慌ててメアリが出ようとして転落死したからある意味彼が犯人とピュント。

 

サー・マグナスを殺したのはロバート。

 

小さい頃からロバートは何処かおかしいと感じていたメアリ。先に弟が宝を見つけた事に怒って殺してしまうのを鍵のかかったあの部屋から全て見てしまった。

飼い犬の死も疑っていたメアリは外界の色々なものを息子から守るため目を光らせていた。

この事を知られたくないから夫を遠ざけ、結婚にも反対した。

やがて息子の狂気が自分に向く事を恐れ、真実を手紙に書き信頼出来る高貴な身分のサー・マグナスに自分が死んだら開封するよう託し金庫に保管して貰った後、ロバートに手紙の事を話した。

メアリに何かあったり、不審な死を遂げたりしたらサー・マグナスが読み犯人が分かる様に。

 

そして今回の転落事故。

 

ロバートは酒場で母親の死を望んでいる事を口にした為、犯人と噂された。手紙を開封される条件が揃ってしまった。

真実が明るみに出て結婚が流れてしまう。

庭師が修理し忘れた裏口から入り、旅行中のマグナス夫妻が帰るまでに手紙を破棄したい。

しかし金庫の暗証番号を知らないから引きあげるしかないが、この押し込みにどう理由をつけるか。

骨董品を持ち出し空き巣に見せかけ池へ捨てる。

ついに、サー・マグナスに呼ばれ屋敷を訪ねる。机には例の手紙。

話し合いは不調に終わり犯行及ぶ。手紙は暖炉の火にくべるが間違えて脅迫状の入っていた封筒を燃やして母の手書きの封筒が机に残ってしまったのだ。

脅迫状では"おまえ"呼ばわりのなのに封筒の宛名は丁寧に"サー・マグナス"とある違和感と、筆跡がメアリの日記と同じであること、燃えかすから被害者の血と犯人の指紋が出たので逮捕に至る。

ピュントは助手に例の美しい森に埋葬して欲しいと残す。また、犯罪捜査について執筆中の原稿や資料も託し、それらは大学の犯罪学研究所に寄贈された。

 

その後のスーザン。

 

会社は燃え上司は捕まり、後遺症で視界がぼやけ原稿も読めないしで会社を畳むことに。

彼氏からプロポーズされ、アパートを売却しホテルの共同経営者になる。

ホテルは儲かってるとは言わないが、彼氏とその家族と仲良く暮らしてる。でも、出版業界を恋しくも思う。

意外にも、アランの既刊本は他社が買い取り表紙を一新すると同時にカササギ殺人事件も出版された。

名探偵の名に密む忌わしい真実は世界に広まったものの、実在の事件、裁判が良い宣伝になりベストセラーになった。

海岸を散策中、カササギ殺人事件の本を目にするスーザン。本の裏表紙のアランの顔写真と目が合い怒りが沸き起こる。

上司の言葉が蘇り、アランがどれだけ身勝手で沢山の読者の楽しみを必要も無いのにぶち壊したか…。全くその通りだ、私もそのファンの一人だったではないか。

上司の代わりに自分がアランを殺す妄想をするスーザン。私だってやってのけられる。アランには当然の報いだと。

 

探偵役だった私が犯人役になる。

 

わかってもらえるだろうか?こっちの方が良かった気さえする事を。